NK(ナチュラルキラー)細胞は自然免疫の一部です。感染細胞などを認識する働きがありますが、NK活性の変化だけで「病気にならない」「がんを防ぐ」と結論づけることはできません。
NK活性は何を測っている?
検体中のNK細胞が標的細胞へ示す反応などを測る研究指標です。採血時の体調、測定法、年齢など多くの要因が影響します。
健康成人40人の試験
3g/日を12週間摂取した小規模試験では、8週時点や男性サブグループにNK活性のシグナルが報告されました。しかし感染症やがんの発症を評価した試験ではありません。
がん経験者11人の研究
全体では有意なNK活性上昇が示されず、男性群でのみ変化が報告されました。人数が少なく、無作為化対照試験でもないため、再発予防へ外挿できません。
数字を見る3つの質問
- 参加者は何人か
- 全体解析か、後から分けたサブグループか
- 測ったのは指標か、実際の健康結果か
参考資料
- Nagamineほか:健康成人を対象とした無作為化比較試験(PubMed)
- Fucoidan ingestion and immune functions in cancer survivors(PubMed)
- 国立がん研究センター がん情報サービス「健康食品」
公開日・最終確認日:2026年7月31日
